【this and that】"2SIDES"定番スウェットにフードの後付けを試みたら没入した話

【this and that】"2SIDES"定番スウェットにフードの後付けを試みたら没入した話

 

今回は2SIDESのスウェットにフードとカンガルーポケットの後付けを試みた話です。それは、2SIDESの初回制作、クルーネックスウェットの半袖と長袖のリリースを終えて、夏用のリバーシブルTシャツの企画が進んでおり、その次に何を作ろうか?などと考えるのですけど、至極当然のようにステレオタイプの判断がはたらいて、「次回はフードスウェットを作ろう」って流れになりました。

しかし、「ちょっと待って!」と、踏みとどまることになるのです。

それは、クルーネックスウェットの出来が良過ぎてしまったからで、今後のリリースもクルーネックだけで良いんじゃない?ってくらい納得度です。

デザイナー両名的にも、パターンを引くにあたって燃え尽き感もありましたから、次回作がクルーネックにフードが付いただけでは、すぐに切り替えて制作する意欲が湧かなかったのだと思います。

 

それじゃぁ、納得のクルーネックスウェットに後付けで、パーカーとカンガルーポケットを後付けしたもの、まさにビンテージの後付けパーカー誕生と同じプロセスを経て完成させれたらどうだろうか?と、それならば、クルーネックが主役のまま、フード付きがリリース出来るとのことで、フード付きスウェットの企画がはじまりました。

 

実際にフードを取り付けようと進めていたら、色々と不具合が出て来ました。

まずは、ネックのリブ部分です。クルーネックのようにリブを付けるより、挟み込みのリブにした方が構造上必要だとわかりました。また、フードのネック周りの形状もビンテージのそれが合理的です。

あれこれ揉んでいくうちに、カスタムのレベルでは納得することが出来なくなって、フードとネック周りのパターン制作に(再び)没入していくのでした。

 

こうして生まれたのが今回の後付けパーカーです。

フードの先っちょの形状は80sの源流へのオマージュな「とんがり帽子」、太くて長い紐はデザイナーの希望で、太さはしっかり感を、長さは誰でも調整できるようにとの配慮だそうです。

 

このかたち、最初にリリースされてから半年くらい経過していますが、入手してからヘビーローテーションで着ています。

ところで、わたしが後付けのパーカーを着るのは初めてなんです。ビンテージは昔からめちゃくちゃ高かったですし、大きいサイズはほとんど出なかったと記憶しています。着丈もめちゃくちゃ短いイメージですし・・・

また、90年代半ばは後付けフードスウェットの焼き直しが多くリリースされていた時期ですけど、古着好きな人とは違う毛色のブームでもあったので、なんとなく避けてしまいました。

 

そんなワケで、遅ればせながら後付けフードを着てみましたが、良いですね!!

しかし、皆同じ意見だとおもいますけど、フードは乾きにくいですね。ホント!!

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