【this and that】襟にこだわった80sシルエットの万能スウェット

 

すっかり春ですね、晴れた日は汗ばむ陽気が続いています。しかし、朝晩はまだまだ涼しいですから、スウェット着用のオンシーズンですね。

そんな気候もあって、本日は2SIDESのニッチなニュースター、スタンドカラースウェットを紹介したいと思います。

こちらは８０年代、９０年代に流行っていたであろう（推測）スタンドカラーのカタチのオマージュ作品となっています。これを提案してくれたのが、２SIDESの最初からボディとして使用してくれていた中目黒のローカルブランド「コモンエデュケーション」の前田くんです。

そのお題にバチっとハマった２SIDESのふたりのヤル気度合いはなかなかなもので、早速、当時のスタンドカラースウェットを入手して、こちらのスウェットを再現するべくパターンのあれこれを揉み始めます。

しかし、襟部分の再現が本当に難しいようですね。それっぽいモノで妥協出来ればいいのですが、2SIDESに関しては許されないようで、何度もサンプルを制作し（元取れるのかな？大丈夫？）広い首周りと襟の立ち方、洗って縮んだ際の襟の具合など、わたしにはあまり気にならない部分も相当こだわってました。その結果、出来上がった襟を見て、最初のと比べてみると、まぁ、確かに違うよね！って感じで、それらしい仕上がりに着地しています。

また、このスウェット、シルエットが凄いんですね。８０年代、９０年代なシルエットで、強気さすら感じます。着丈が短くって、しかし、身幅と袖周りがメチャクチャ大きい・・・ヤツです。

広げてみると「これ、大丈夫？」って思いますけど、案外着てみると、クセが無くって、他の洋服とも合わせやすいです。最近、2SIDESのスウェットを着ているので、慣れてきているのも否めませんが・・・

 

わたし的に、この手の襟のスウェットは気にも留めていなかったのですが、これを機会にいろいろと調べてみました。すると、この横に広〜いネックに微妙なスタンドカラー、そして紐付きのスウェットは、この時期に沢山リリースされていたんです。しかし、どこのが定番っていうのも無さそうですね。

スポーツブランドのスタンドカラーは、生地の切り替えになっていて、どデカいブランド名のプリントが入っていたりします。また、この２SIDESのようなシンプルなタイプもありますが、クオリティはブランドによって様々です。そして、２SIDESはその中でも、ランク上のボディに近いですね。ニッチないち時代の定番型だったのでしょう・・・

 

ただ、古着などで良い状態のスタンドカラースウェットを探すのは難しそうですね。見る限りタマ数も少なそうですからね。

そんなこんなで、わたしのスウェットの新定番がひとつ増えました。お腹にあるカンガルーポケットも有り難いですね。おすすめの１点です。ではでは・・・