【this and that】復刻を熱望、ずっと着ないで取っておいた元祖機能ベストのお話

【this and that】復刻を熱望、ずっと着ないで取っておいた元祖機能ベストのお話

 

 この記事、ずっと書きたかったんですよね。

今回のアイテムはこちらのサイトGATHERERS.JPでは取り扱っていないんですけどね、気になっていたアイテム、PENDEEN社のオリジナルイングリッシュメッシュベストです。

おそらく、大分前に販売を終了しているはずです。会社はあるのでしょうかね?ちょっと調べていませんが・・・

 

こちらはいわゆるレゲエ界隈で「網シャツ」と言われている品ですね。海外ではストリングベストとも呼ばれています。

夏ムードに浸るのに家でレゲエを聞くくらいで、ほぼラスタ(ラスタファリニズム)とは無縁なわたしが、どうしてこのタンクトップに惹かれているのでしょう?

それはこんな理由からです。

ある猛暑の原宿駅、ひとりの背の高いドレッドヘアのツーリストが黒いTシャツの下に黄色い網シャツを着ていたのですが、それがわたしの目を引きました。なぜかビビッと来たんですね。カッコいいなぁ〜って、それで、このアイテムを調べてみると、そのルーツはノルウェーの軍人さん(司令官)が、フィッシュネット(魚網)を拾って保温用のベストを作ったのが始まりだそうです。ブルニエ(BRYNJE)社がオリジナルなんですかね?今回はそこまで深掘りませんが・・・

そして、このメッシュの下着にどハマりしたのがイギリス男性で坑夫や建設業の方が愛用したそうです。しかし、80年代にラブ・C・ネスビットっていうコメディ番組で白のメッシュベストにジャケットという姿で大ヒットしたようで、「メッシュのタンクトップ=ダサい」ってイメージが定着してしまったそうです。その結果、イギリスでは衰退してしまうんですね。

また、並行してイギリス領だったジャマイカでもメッシュベストが流通するようになって、日常着の一部として愛用されるようになり、これがいわゆる「網シャツ」なイメージとして皆の認知になっているワケです。

 

こうして、ジャマイカなイメージで調べていったら、ルーツはヨーロッパにありました。さらにアウトドア関連の古本などで、メッシュの下着が機能素材として描かれているんですよね。かつてのファーストレイヤーな下着ですね。

ということで、背景を調べるとペンディーンのタンクトップを無性に着たくなってしまいました。

しかし、当時にネットで調べてみると、全然入手できないんですよね。あれだけ店舗で見かけたのに、どこにも売ってない・・・

結局、自分の着れないサイズを2着購入しました。また、イギリス版とジャマイカ版があるのですが、入手できたのはジャマイカ版のみでした。

入手できないとなると、ますます欲しくなっちゃいます。だから、いつか企業だったりディストリビューターなどに復刻してもらいたいなぁ〜と思って、この2着はサンプルとして購入したんですよね。

 

あれから15年、もう入手できないだろうと、ネットを調べてみたら、あるんですよ在庫が・・・

「あれ?復刻した??」って嬉しくなりました。そして、すぐに自分サイズを購入しました。

しかし、数日すると完売している色だったりサイズもあったので、もしかしたら、たまたま在庫があっただけかもしれませんね。

まずは、この夏にメッシュベストを試してみて、追加の報告をしたいと思います。

 

こうして、PENDEEN復活を願う旅はまだまだ続きそうです。

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