備忘録【19】:情報が価値判断に影響していたとして・・・その伝える手段は?という雑考
わたしは、アパレル業界の中だと音楽への関心が薄いほうだと思います。だからって、音楽は大好きなんですよ。好きな曲で心も穏やかになったり、楽しくなったり、ノリノリになったりしますから・・・
ただ、いい今日だなぁ〜って思っても、誰のなんて曲とかは、ある時から、追わなくなっていました。それが、ここ最近はさらに加速していると思います。
そんなわたしも、かつては好きな音楽ジャンルを追っかけていて、とても楽しかった時期があります。わたしの場合、古いアメリカンロックとかですけど、その気持ちを掻き立ててくれたのは、タワーレコードやHMV、WAVEなどにある手書きのポップ(メモ)です。それを読むことでわたしの音楽への想いが膨らむんですよね。
ポップを読んで、そこには予想もしなかった解釈や発見が書いてあるわけです。それも熱量がとっても高い!
実際にその音楽を聞いてみると、情報が無ければスルーしそうな楽曲が、突然、深みあるものに聴こえたり、繰り返し聴くことで、自分の"好き”に刻まれてしまう・・・そんな魔法にかかります。
メロディを聞いて、素直にいいねって思うものは生理的な部分も大きいでしょうけど、自己の経験が重なって、好き嫌いの基準が肉付けされたり、削がれたりするのだと思います。
それが情報だと思います。音楽を聞いた精神状態だったり、情景だったり、映画の中の音楽だったりと、自分の置かれていた情報があるので、好きとか、嫌いって判断しちゃう。その情報を与えるひとつの手段がレコード店にあるポップの存在です。
誰が書いているかはわかりませんが、小さな紙に、熱い情報が詰まっています。わたしが心動かされると思っていたのは、そこに誠意と素直な気持ちがあるからだと思うんですよね。もし、商業ベースで書いてたら、職業ライターでは無いからバレるでしょ、バレると「騙されないぞ!」って逆に嫌いになっちゃうかもしれません。だから、きっと誠意と素直さで書いている・・・ハズ・・・です。そう信じてます。
わたしがこのサイトで目指すところは、そのポップに書かれていたような「気持ち」を伝えること、情報を伝えることです。
最近は他者の認知の獲得を巧妙に仕掛けている時代ですからね。わたしは絶対そこで勝負出来ませんから・・・唯一、対抗できるのが、「素直さ」と「誠実さ」というオールドスクールなアプローチだと思っているんですね。
まぁ、さまざまなコンテンツで発信をはじめましたが、とっ散らかっちゃってますよね。
まだまだ、このサイトも走り出したばかり・・・修行の身です。
こうした方が面白いよー、伝わるよーってコトがあれば、ぜひともコメントで教えてくださいね。
それでは・・・