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備忘録【20】:内面と向き合う時代みたいですね・・・という話

最近、YouTubeであれこれ試しているうちのひとつに、動画の後半に時事ネタに触れてみる・・・なんてことをしています。情報収集の精度も甘々なのですけど、時事ネタを選ぶセンスもまだまだだなぁなんて感じつつ、手探りでやっています。

そんなネタのひとつで、電子版の繊研新聞3月15日の記事で楽天ファッションウィークに関する内容がありました。どうやら今年はデザイナーの内面を突き詰めて、それを表現しようという制作が目立つらしい・・・です。

この内容は、まさに今のわたしに重ねたくなるものです。つまり、現在進行形でわたし自身が内面を突き詰めて、それを表現しようと模索しているからですね。

まぁ、このブログだってそうだし、YouTubeもそうですね。

この記事の中で、ピシャっとした具体例は(わたしの読解力では)見つけられなかったのですけど、・・・文字通り、内面を突き詰めるのが主流であれば、今が皆にとっても己と向き合う、まさにその時なのです!

いやいや、そう言いたいんですよね。わたしがそうだから・・・

 

物質的にはすでに何でも持っている状況で、さらにシェアリングやリサイクルブームがあって、新しいものは要らないってムードがありますね。そんな状況なので、流行があれば、皆がそこを目指すものだから、その狩り場はレッドオーシャンになっちゃっています。

そこで、ひとつ頭を抜けさせるには、自分スタイル、つまり内面を突き詰めた自分スタイルをエネルギッシュに貫く力が必要なのだと思います。

周囲と話していても、そのセオリーを感じている人は多そうです。自由だけど、だれも踏んでいない道、高村光太郎の「道程」のような道を探して、これ合ってるのかなぁ〜って、アワアワしているんですよね・・・これ、わたしですけどね。

 まぁファッションデザイナーだったら、そんな自分の作る道に「こっち、来なよー」って自然に誘導出来るんですけど、わたしの場合は、その強制をあまりしたくないんですね。おそらく、考え方がショップスタッフ、販売向きなんです。一緒に「あれいいね」「これいいね」って言いたいんです。それが楽しいんですね。

 

こうした一緒に「あれいいね」「これいいね」って言えるモノ・・・それは、打ち出すエネルギーがひと段落した、少し前にリリースしたアイテム達なんですね。年数を経ることで、人の手に渡った服やグッズは、その人色に染まって別のストーリーを歩んでいますし、店頭に並ぶ数年前のストック達はコマーシャル的なバイアスが削げ落ちて、モノとしての一本立ちしているといいますか、それ以上でもそれ以下でも無い状態に近い状態なワケです。ある意味、無地のキャンバスみたいなものです。

だから、海外のデッドストックの価値が生まれる時のように、自分なりの解釈を加えながら、堂々と「あれいいね」「これいいね」ってこねくり回していると、再び面白い化学反応が起こるのだろう・・・と思っています。

 

そんな遊び場が、このGATHERERSのウェブサイトなんです。このサイトを通じて、かつてのアイテムを見直し、その面白さを発掘すること、本来の温故知新なグルーヴが起こることを期待しています。ではでは

 

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