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備忘録【5】:わたしのカジュアル思考について

バブル期のイメージ

わたしが学生の頃、周囲はアメリカンカジュアル(以後アメカジ)が流行っていてました。一方、社会人はバブル景気が絶好調でアルマーニのスーツ最高!なんて言っている時代ですから、今後、こんな流行(はやり)来ないんじゃないか!ってくらい、スーツファッションが盛り上がっていました。

夜の遊び場も、クラブというよりディスコが主流で、ドレスコードがある場所も多かったです。その当時、アメカジなのに夜遊びに興じる、出入り自由なVIPがいるんですけど、そんな人たちはバブル期のカウンターとして、なんだかカッコイイんですね。ギリギリ、バブル期に乗ってない世代なので、このギャップ萌えが忘れられず、その後もカジュアル思考が強化されていくのでした。今回はカジュアル思考からミニマリストへの道・・・そんな話です。

 

カジュアル思考のはじまり

この業界に入ったばかりの頃は、コンサバ路線をハードに追い求めていましたが、ひと段落すると、カジュアル思考が花開きます。まずは、ビルケンシュトックのアリゾナですね。2本ベルトのアリゾナというモデルは、ヒッピーご愛用とのことで、私的にはこれ一択です。これ以外のモデルは買ったことがありません。周囲はボストンやチューリッヒという(当時はスタイリッシュな)モデルが流行っていたので、ちょっとモッサイんですけどね。これを年中履く。そんな時期が続きました。

 

ミニマリストへの道

次第にビルケンシュトックすらも履くことが減って、夏はビーチサンダルになってしまった時期もありましたが、カジュアル思考がミニマリスト状態まで加速してしまったのは、マナスタッシュのヘンプウェアを着るようになってからです。日本で紹介されたばかりの頃、友達の勧めで着るようになりました。USA製らしいラフな作りだけど、ヘビーウェイトなヘンプ素材です。なかなかネオヒッピー感があって気に入ってました。アウターはアウトドアウェア、スウェット、Tシャツにパンツはマナスタッシュ、足元はTevaで、この時期のわたしのスタイルが確立していました。都内の移動はクロモリの安いクロスバイクです。ある時から、毎日この格好です。

とはいえ、全身取り扱いのない服で毎日通えた当時の(勤めていた)会社に感謝ですね。

 

ノストラダムスと断捨離

この時期、私の中では世紀末思想なるものが盛り上がっていました。それはノストラダムスの大予言で、1999年に地球滅亡なる予言です。絶対ありえないとは思いつつも、その気持ちで、物への執着から離れようと思いました。だから、5日分くらいの格好(アウター数着とスウェットとTシャツとマナスタッシュのパンツとTevaのサンダル)、冠婚葬祭の服、JMウェストンのローファーと数着の服(何だっけかな?)以外、全て処分しました。

 

同じことは(おそらく)繰り返す

もちろん、持っておけば良かったなぁって物もありますけど、物に頼らないブームは私の中で時々起こるので、後悔はしていません(結局、どこかのタイミングで実行してしまうので・・・)。

そのため、今持っている洋服はミレニアム以降に集まったものです。でも、似たようなアイテムばかり揃えてしまうんですね。その話は、今度ということで、まぁ、今回もつらつらと書き綴ってしまいました。読んでくれている人はほとんどいないと思いますので、次回の私のミニマルブーム用に書き留めておいたということで、ではでは・・・

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