おやじ散歩チーム “WALKOHOL” の活動記録(4):代官山〜渋谷 編

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おやじ散歩チーム “WALKOHOL” の単独活動記録(4):代官山〜渋谷 編

コロナの外出自粛要請中にWALKO(WALK+個)してしまったコースがあります。

期間中の散歩道は、だ〜れも歩いて無かったので、年始の早朝を散歩しているようでした。今回も朝早い散歩だっとのと、すでに蒸し暑かったので、人は少なめです。それでは、今日は代官山駅からスタートします。

 

駅から小さな橋を渡り、聳え立つ「代官山アドレス」に進むと、そこはもともとの同潤会アパートという都内にも数箇所点在した歴史の深いアパート群でしたが、その名残はほとんどありません。とはいえ、唯一、面影が残されている場所があって、それはスポーツ施設の入り口から続く廊下、ここには当時の同潤会アパートの写真が飾られ、その廊下の薄暗い感じが、なんとも当時の雰囲気を彷彿させ、ノスタルジックな空間になっています。

そのランドマークを越えると右手には比較的新しい施設の「ログロード代官山」があります(写真上)。なんともリゾートホテルの裏路地のようです。

昔ながらのキャッスルストリートも味わい深いのですが、こっちは車通りがないぶん、散歩に適していて、最近はついついこちら側を歩いてしまいます。

この施設の端っこにはカフェがあって、テーブルやチェアなどがある間を抜けていくのですが、気候が良い日中は、カフェ利用のお客さんが多く、縦断するのは申し訳ない感じがします。今朝はまもなく営業が始まるくらいの頃で、静かな時間が過ぎていました。

 

施設の階段を降りて、再びキャッスルストリートに戻るとその先に山手線の線路が見えてきます。

わたしが初めて代官山に来たのは高校生の頃です。ハリウッドランチマーケットの夏のセール会場へ行くのが目的でした。当時、代官山駅は何かの工事をしていて、このあたりが仮設の代官山駅でした。

その日は、ちょうど期末テスト最終日で学校も早く終わり、昼頃から代官山エリアに来ていました。しかし、セール会場が全然見つからなくって、中目黒へ行ってしまったり、他の代官山エリアもぐるぐるぐると回って、お店がオープンする時間から閉店する8時頃まで、周囲をウロウロしてた思い出があります。それで、結局セール会場は見つからず・・・ただただ疲れたぁ〜という記憶です。 

 

その先は、JRの線路上をボロボロになった歩道橋から横断します。このあいだまで、渋谷側、恵比寿側の両方向から登れる歩道橋でしたが、現在工事中で渋谷側は途中で切れていました。この歩道橋は見通しがとてもいいので、晴れた日などは恵比寿駅方面からやってくる電車、渋谷駅方面からやってくる電車がだんだん近づいて、真下をゴーッつと通り過ぎるのが楽しい・・・

この時間、歩道橋はわたしひとり、しかし、下を走る電車はラッシュ真っ只中です。出勤中の方には申し訳ないのだけれど、この開放感に感謝!!とついつい感じてしまう。

歩道橋を降りてちょっとだけ渋谷方面に歩くと、おしゃれな倉庫街らしき建物沿いは「渋谷ブリッジ」という新エリアです。この周辺には清掃工場やバス会社、裏に植物園(ここ好き)や雑居ビルがありますが、そんな中に突如として映画のセットのような近未来的な施設がポツネンとあるので、それなりのインパクトがあります。

その最新施設を沿うようにして大きくカーブし進むと、右手に映えるハートのベンチ、左手にはレンタル菜園があります。目の前の階段を登れば並木橋の交差点手前で、ぐるりと回って並木橋の信号を渡り、ふたたび渋谷川を渡ってから右手の道は、渋谷駅への最後の直線コースです。

 ここからは明治通り沿いの流れる渋谷川(けっこう地味)沿いです。ここからは明治通り沿いの飲食店が並ぶ雑居ビルの裏側がドーンと見えちゃいます。そこがアジアの都市らしく、異国情緒たっぷりポイントです。最近、隙のないハイパーシティに急成長を遂げた渋谷ですが、ここは懐かしい一面が垣間見れます。

 その突き当たりには、新しい施設があります。ここは「渋谷スクランブルスクエア」とその先の渋谷駅に直結している施設です。ほかのビルに比べ、若干人が少ないので、わたしの作業場(勝手に名付けている)がここにあります。お気に入りはスターバックス横(上の階ね)のベンチが並んでいるエリアです。風が通り抜けて気持ちがいいんです。

これはわたしが勝手に都内のあらゆる場所を自分の共有スペースとして考えて作業場と呼んでいます。すると、なんと贅沢なんだろう・・・って気持ちになるんですね。

 ではでは、今日はここまで・・・この「渋谷ストリーム」の橋には懐かしいシルエットの壁が立ち並んでいます。そう、ここは昔の東横線のホームなんです。昔は12時36分の東横線の終電で友達の家に行ったものです。今日はそんな地下に潜る前の東横線の軌跡をたどる散歩でした。

ではでは、わたしはここの作業場でひとやすみ、読みかけの本の続きでも読むとしましょう。

 

 

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